兵庫県 神子畑選鉱場跡
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兵庫県で有名な鉱山と言えば生野市の生野鉱山を思い浮かべますが、ここ、朝来市の神子畑鉱山も歴史は古く800年頃から鉱山として開拓されていたとされています。特に明治政府が力を注ぎ、当時山の斜面を利用し規模・産出量ともに東洋一で、特に「比重選鉱技術」は海外の視察団が訪れるほど評価され、24時間稼働することから不夜城のように見えたそうです。当時生野にあった外国人居住の一部や鉱山事務所を置いたそうです。
その後産出量が減り、養父市の明延鉱山で採掘された鉱石をここまで運び選鉱する大規模な機械選鉱場として利用されていましたが、昭和62年、円高の急激な進行で競争力を失い明延鉱山の閉山に伴い閉鎖されたとのことです。
429号線の真横に見える奇妙な建物は走っていても目を引いてしまいます。この建物が24時間灯りがついていたのを想像すると周りに何もないので異様な光景だったでしょう。しかし、閉鎖の一因に円高が存在することには当然かもしれませんが驚きです。もし円高が急激に進行することがなければ存続していたのでしょうか。為替というものはこういうところにも大きな影響を及ぼすものなのですね。
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