兵庫県 明延鉱山
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周辺の生野市の生野銀山、朝来市の神子畑選鉱場跡とツーリングしましたが、今回は養父市の明延鉱山へ行ってみました。ここは、平安時代初期に採掘開始とされています。明治時代に政府が力を入れ、もともとスズ、銅、亜鉛、タングステンなどの多品種の非鉄金属鉱脈をもつ鉱山で特にスズは日本一の鉱量を誇っていたようです。
しかし、神子畑鉱山と同様、1987年急な円高により、外国の安い鉱物が入ってきたため経営が困難になり廃坑になったようです。最盛期は1957年頃でここで採掘された鉱石はここから明神電車で神子畑選鉱場に運ばれていたこともあったようです。周辺には古い宿舎なども展示され、温泉も営業しています。
神子畑鉱山とは明神電車で繋がっていたようです。観光でこの一円電車にも乗車もできるようで敷地内に線路が設置されていました。
養父市の明延鉱山、生野市の生野銀山、朝来市の神子畑鉱山これらの鉱山は運用上も繋がっています。これに養父市の中瀬鉱山を含めどれも1896年に明治政府から三菱に払下げられています。その前年1885年日清戦争終結の際、日本の国家予算の4倍の賠償金が日本へ支払われていてその85%は軍事費に使われていたようです。明治政府はその使途の一端として三菱に丸投げしたとも想像できますね。
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