兵庫県 八浄寺
毎週通る淡路島の28号線沿いで、日本の寺としてはあまり見慣れない建物がありずっと気になっていました。今回ツーリングのついでに立ち寄ることにしました。ここは、大黒天 淡路島七福神霊場 大黒天 八浄寺(はちじょうじ)という寺でした。結論から言うとこの建物は平成11年11月11日に落慶した「瑜衹七福宝塔(ゆぎしちふくほうとう)」と呼ばれるものでした。
ガイドには引用:
かつて南インドにあったと伝わる真言密教の源流の「南天鉄塔」が国生みの聖地・淡路島で燦然とよみがえり、新たな時代への扉が大きく開かれました。祈りと法縁が結実したこの神秘なる塔は、深い癒しと大いなる繁栄」をもたらす「瑜衹七福宝塔(ゆぎしちふくほうとう)」と命名され・・・・・・
しかし、中に入ると境内は日本の寺そのものです。境内には淡路四国八十八ヶ所霊場という建物があり中に入ると願掛けができるようになっています。中には小分けされ神様を祀っています。これは88か所あるのでしょうか、数えていないので分かりません。とりあえず玄関口にある弘法大師に手をあわせておきました。ここには願いが叶うようなことが書かれています。さらに大黒天と称されることから財を得るなどのご利益があるようです。
また、この八浄寺は、淡路島七福神めぐりの一番目となっています。七福神に関しては色々な解釈がありますが、概ねこんな感じではないでしょうか。
・大黒天ダイコクテン(財宝、福徳開運)
・弁財天ベンザイテン(知恵、愛嬌縁結び)
・福禄寿 フクロクジュ(招徳人望)
・布袋尊 ホテイソン(和合、夫婦円満)
・恵比寿天 エビステン(商売繁昌)
・毘沙門天 ビシャモンテン(融通招福)
・寿老人 ジュロウジン(長寿延命)
私がツーリングでよく目にするのは弁財天です。もともと弁財天は唯一の女神で水の神様とされています。海の近くで、船の安全、豊漁を願い祀ったものではないでしょうか。漁業の神様のようにも思えます。
最後にこの寺の横にあるショップで「あまざけ」と書かれた看板が目に入り中に入り注文し飲んでみまところ米麹で作られた甘酒で美味しかった。また行くようなことがあれば立ち寄ってみたいものです。
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