ソロツーリングと気ままな旅

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【山形の印象】
以前から一度行って見たいと思っていた山形へ行ってきました。秋田からのアプローチで、いつもながら天候は雨模様でした。今回は「ひがしねベアフットユースホステル」でお世話になり連泊し、ここを拠点に色々所へ行くという方法をとりました。

ここのユースホステル周辺の気候は盆地らしく、夏は暑く冬は寒いというのが特徴で、この時期（９月）は雨が良く降るとの事です。（雨男のせいではなかったと希望的観測をしています）周辺には温泉がたくさん存在し、温泉の集中度から言うと北海道よりもかなり多いのではと思わせるほどです。夜になるとこのユースホステルから３００円前後で色々な温泉へ連れて行ってもらえます。また、山形はフルーツ王国というだけあって、周辺は田んぼではなく果樹園がかなり目立ちました。土産にと思い、帰りに観光果樹園へ立ち寄ったところ、大変愛想がよく、試食の果物を色々と出して頂きました。他にも、私は結局残念ながら食べることが出来なかったのですが、蕎麦が有名だということです。

山形の人の印象は、人あたりが非常に良く愛想があり、おおらかな感じの印象を受けました。今回は雨と時間制限で、残念ながら月山、出羽、自然湧出場所、最上川周辺の観光ができなかったのですが、その代わり、雨でなければ見れない山の景色とか、雨で雨宿りした時に出会った人地元の人に親切にしてもらったりと雨ならではの経験、出会いがあり結果的には良い旅となりました。特に山形在住のジョンさんには現地でお世話になり色々な面で貴重な経験をさせてもらいました。

【旅の印象】
天童最上川温泉「ゆぴあ」、べに花温泉「ひなの湯」など、温泉施設がこのユースホステルの周りには約１週間は別々のところに行くことが出来るだけの数があるということです。また、こういった温泉施設が３００円、２５０円で利用することが出来ます。普通の銭湯並みの値段ですよねぇ。驚きです。


【印象に残った人達】
もう４０日間もこの自転車で旅をしているという猛者です。荷物も半端ではありません。しかもまともに宿泊施設に宿泊したのは今回が２日目で、いつもはテントか道の駅で過ごしているとのことでしたが、雨と風の為、急遽宿泊したとの事でした。燃料は食べ物と体力、ゆっくりと旅するだけに、自転車で旅するという観点ならではの情報も教えてもらいました。

既に日本一周を終えて帰るところだというスーパーカブです。やはり荷物は並みではありません。驚いたのは旅の記録を全てその場で処理できるように機材がそろっているというところです。雨の対策も完璧ですねぇ。

ホンダのブラックバードです。うーーん。はっきり言ってうらやましい限りです。「長距離で前かがみになると親指と人差し指の付け根が痛くなってきませんか？」と尋ねたところそんなことはないとの話でした。どうも手に負担がかからないライディングポジションで長距離もＯＫみたいですねぇ。あるいは手袋が良いのかも。。。

肘折温泉へ行く途中、雨の為、雨宿りに休憩所へ立ち寄ったところでこのライダー達と出会いました。そのあと、このメンバーの知合いの肘折温泉の旅館「優心の宿　観月」まで案内してもらい温泉に入浴させてもらうことになったのです。こういう旅って楽しいって思う瞬間です。
　　


【山形へのアプローチ】関西から
バイクを利用しなければ山形空港があり、ダイレクトに行くことができます。しかし、到着してからのことを考えると時間はかかりますが、やはりフェリーが便利で、また、私にとっては長い船旅も大切な旅行の一部を担っているのです。結局、往復新日本海フェリーを利用しようとしましたが、便の日程が合わず帰りは太平洋フェリーを利用しました。

■行き　新日本海フェリー
・敦賀発　→　秋田着　　 約２０時間

■帰り　太平洋フェリー
・仙台発　→　名古屋着　 約２１時間


【旅の終わりに】
大洋フェリー名古屋港から降りる間際に、バイク一人旅のイギリス人に道を尋ねられ、しきりに地図をみせて「あいや」と言っているのです。見ると英語の旅行誌には徳島の祖谷（いや）が「Ｉｙａ」と記載されているため「あいや」と言っていたのです。私は英語が堪能ではないのですが、相手も日本語がしゃべれません。とにかく徳島の祖谷に行きたいということがわかり、私も明石まで帰る為、「でぃすいず　いや」と地図で「でぃすいず　まい　ほーむ」と指さし、「ふぉろうみー」で通じ、明石まで誘導して行くことになりました。名古屋からは西名阪道路から環状線を通って神戸方面へ行くため、たいへん複雑です。雨が降っているせいもあり、最初の料金所で現金を出すのに戸惑っているため、こりゃあかんわ。。。。関西人はせっかちやからなぁ。。。。。と思い先頭の私が２人分出すことにしました。

どうにかこうにかびしょ濡れになりながら雨の中を走って、どうしようもない雨の為、私の自宅で羽を休めることにしました。英語がうまく話せない日本人と日本語が全く話せないイギリス人のコミュニケーションはインターネットの翻訳サイトでした。（しかし、正確には翻訳できない。。。。。）さっそくお互いの意思疎通をどうにか図り、世界中をバイクで旅しているようで、今回は徳島祖谷の、「チイオリ(Chiiori)」に行きたいのだということでした。英語の旅行誌には「日本のチベット」というように紹介されています。また、徳島から東京に行くということでフェリーの時刻表、料金表をプリントしました。この後、明石焼きを一緒に食べ、近くのユースホステルを紹介しました。次の日は姫路城に行き、そのあと徳島の目的地へ行ったようです。記憶に残る面白い体験でした。

【山形の観光】
宿からの日帰りで行ける範囲は周辺の他県までであれば行くことが出来ます。逆にいうと山形県にこだわらず行きたい所に行けばよいわけです。今回時間切れのため、行けなかった場所も次回のためにここへ記録しておきたいと思います。

・行った場所:
　銀山温泉、肘折温泉、六郷湧水群、蔵王温泉大露店風呂、山寺、峩々温泉

・次回行きたいと思った場所:
　月山、羽黒山、鳥海山、蔵王温泉お釜、鳴子温泉、赤倉温泉、遠刈田温泉、最上川周辺

【関連リンク】
山形への旅
ひがしねベアフットユースホステル

 

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