和歌山県太地イルカ追込み漁

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/5/27 8:38
タツ  管理人   投稿数: 2447
以前からどんなところなのかと気になっていた和歌山県太地町で400年の歴史があるイルカの追込み漁の現場となるとなるくじら浜海水浴場へ行ってきました。意外と小さな湾にです。私は見ていませんが、以前、2009年に公開されたアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」というこの太地町の追込み漁の映画が長編ドキュメンタリー映画賞(アカデミー賞)を獲得したことで物議をかもしていました。これに対し和歌山県は「太地町でのイルカ漁業に対する和歌山県の公式見解」というものをホームページに掲載しています。

そもそもドキュメンタリー映画というものはきっちりとした裏付けがなくとも製作者の意図によってどうにでも表現できるものです。映画に関する本の共同著者、ハンス・ピーター・ロス氏は以前、牛や豚が食肉用に殺される様子を描いた映画を撮っている。とされています。一般的に、こういう食肉の屠殺(とさつ)現場は見えないようにしているものが通常であり、敢えてそこに光を当てアメリカンドリームを狙ったのではないだろうか。牛や豚は普通に食する人が多い中、牛や豚ではこの類の映画としてそれ程の反響はなかったがイルカでは反響が大きかったというのが本質ではなかろうか。

因みに『日本書紀』によると日本では天武天皇により(675年)に仏教の立場から最初の肉食禁止(猪、鹿を除く)の勅令が公布されています。考えてみれば、人間が食するものは動物であれ植物であれ全て生命のあるものです。ライオンが生きるために他の動物を食するのをやめろとは言えない。要は生きるための食は自然の摂理、ただ、必要以上に余らせるような食は残酷なものとなるのです。
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