共産主義思想の拡大

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なし 共産主義思想の拡大

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2024/10/16 19:21
タツ  管理人   投稿数: 2447
日本国憲法の制定について
戦後、日本国憲法はアメリカを主体としたGHQ(連合国総司令部 司令官はアメリカ人マッカーサー)によってわずか10日ほどで制定されています。この度、新たにこの日本国憲法制定についてアメリカの立場から考えてみました。当時、世界ではアメリカとソ連は大きく対峙していました。アメリカにとって一番重要なことは自国の安全保障です。従って、アメリカを主体とするGHQのやるべきことの1つは日本を弱体化させることです。

一方アメリカにとってみれば当時対立していたソ連に日本の領土を支配されれば自国の安全保障を損なうことになります。憲法作成を急いだのは戦勝国による占領地日本を巡る極東会議が迫っていたからです。この会議の中で最も脅威となる国はソ連です。日本の領土を支配されないためにはこの会議において日本国憲法を提示し日本が国として正当性を持っているということをソ連に示し納得させなければなりません。

日本国憲法の元となったGHQ草案は共産主義思想に精通していた鈴木安蔵の草案を参考したとされています。この時点ではある意味適切だと思われます。また、アメリカは日本の天皇制の存続についてGHQによって弱体化した日本が天皇制廃止によってさらに弱体化するものと判断し、ソ連が容易に領土を支配できないように存続させたものと考えられます。

当時のアメリカにとって日本がどうなろうと知ったことではないと考えていたと思われます。なぜならこの時の日米安全保障条約では日本が他国に侵攻された場合、アメリカの日本防衛義務について不明確だったからです。当時の状況を考えればこの他国とはソ連のことであり侵攻してきた場合は日本の憲法で戦力は保持しないと明記されていることからなす術もなく、在日米軍は応戦せず沖縄に集中させる計画だったとも思われます。沖縄をアメリカが領土にしたのはそのためだと思われます。アメリカが第一に考えていたのは一貫して自国の安全保障なのです。このように考えれば日本の憲法はアメリカを主体としたGHQによって押し付けられた憲法であるというよりはアメリカの安全保障を守るために日本国憲法を利用したとも言えるのではないでしょうか。

さらに、GHQの中にカナダ外務省から派遣されたエドガートン・ハーバート・ノーマンは、のちにソ連のスパイだという疑惑が取りざたされています。ソ連の大きな目的は世界を共産主義の国にすることです。もしこの人物がスパイであれば共産主義思想が有利になるような工作を密かに行うことは十分に考えられます。この人物は、GHQが憲法草案の参考としたマルクス主義の憲法学者鈴木安蔵にも接触し日本国憲法の草案に関与しています。また、戦前の政党が解党される中、この人物の助言で日本共産党だけが解党を免れた経緯があります。このことは共産主義思想拡大の一助となったかもしれません。また、この憲法改正を現在も日本共産党が反対するのもなんとなく頷けます。

戦後の共産主義思想の拡大
GHQによる日本弱体化に伴い、教育においても体制否定を同じくする日教組の影響は大きいものでした。この組織は共産主義思想とは違うとは言うものの反体制という意味においては同じで思想です。この組織と相まってそれまで肩身の狭い思いをしていた共産主義思想が拡大し大きな権力を得た結果、共産主義思想を主体とする学生運動が活発化したものと思われます。

1960年この共産主義思想を主体とする大きな学生運動の1つに安保反対(アメリカとの安全保障条約に反対する)という運動があります。それまでのアメリカとの安全保障条約では在日米軍が他国から攻撃を受けた場合は日本が協力する義務を負うが日本が他国から攻撃を受けた場合は在日米軍の日本防衛義務は不明確というものでした。この時の安全保障条約はこれを相互協力にするという条約改正です。つまり、この条約が成立しなければ周辺国に対する日本の安全保障レベルを下げることになります。今から考えれば当時の学生運動が主張していた安保反対は狂気の沙汰ではありません。案の定、当時の学生運動にソ連(現ロシア)から資金が流れていたとされています。

※因みに当時学生運動に参加していたという人から話しを聞く機会があり、尋ねてみると、何のためにデモしているのかわからなかった。女子大学生も来るということで参加し一体感があったから参加したというのです。実は大半がこういう人たちだったのではないでしょうか。

当時学生運動の中心となっていた者は、普通の企業からは敬遠され、マスコミ、政治家、弁護士、大学教授等どちらかというと世の中に影響を与えるジャンルに就職し、その中で共産主義思想を持つ者が本来の支配力を発揮しその権力を確立することは容易に想像することができます。特にマスコミにおいては顕著だと思われます。例えば、イスラエルテルアビブ空港でテロ乱射事件を起こした日本赤軍のリーダーが投獄から出所したときにどうみても好意的にインタビューするそのシーンには大きな違和感を感じます。
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