ガザ地区のインフラについて

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2024/3/6 19:55 | 最終変更
タツ  管理人   投稿数: 2447
ガザ地区では、海外支援の水道管を掘り起こしてロケット弾にするぐらいインフラが軽視される中、最も重要なインフラの1つである電気について調べてみました。現状、紛争状況によっても不安定になってはいますが、電力需要は2017年で600MWでガザ地区の発電量は紛争の有無に関係なく150MW~200MWです。そもそも発電量は全く不足しているのです。

2017年度の時点で電気の不足分はなんとイスラエル(60%以上)とエジプト(10%以上)から購入しています。( https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/12301552.pdf ) ハマスがイスラエルに対して大規模なテロ攻撃をしているにも関わらずイスラエルから半分以上の電気を購入しているという大きな矛盾を感じざるを得ません。

仮に、600MWの石炭火力発電所を建設するとしたら、1kw当り143,000円の建設費用が必要との計算があり、これが正しければ600MWの発電所を建設するには858億円が必要となります。http://www.tahara-kantei.com/column/column799.html

ハマスの幹部がどのようにして資産を得たのかは分かりませんが、その資産は6000億円とも言われています。その一部で十分に建設が可能です。さらに現地の人を雇えば安くなる可能性もあり、雇用にも役立つでしょう。他のインフラに関しても同様のことが言えるでしょう。

さらに、2000年にガザ海岸線沖に広大なガス埋蔵量のガス田が発見されています。これがガザの住民のための発電等に利用されるのであればなんの問題もないでしょう。しかし、この利益がハマスのテロ資金として使われるのであればさらに紛争を加速することになるでしょう。

ガザ地区において、安定したインフラが整備されれば産業も発達し発展する可能性は十分にあります。しかし、その為には、ガザ地区のパレスチナ人がハマスから解放され、イスラエルへの憎しみから解放される必要があるでしょう。
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