SDGsは単なる先進諸国の傲慢な目標

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なし SDGsは単なる先進諸国の傲慢な目標

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021/7/14 20:44 | 最終変更
タツ  管理人   投稿数: 2448
先進諸国にとっては、どこからエネルギーを取得するかは別にして電気自動車というものは排気ガスを出さない環境に配慮された乗り物として意識されています。また、スマートフォンなど電子機器は非常に便利で生活に欠かせないものになっています。しかし、その製品材料を取得するに至ってはその産地国の環境破壊等の問題を抱えているのは事実です。できた製品を消費する先進諸国ではSDGsの高い評価が得られ、原料の産地国では低い評価となるのは矛盾しています。
引用:
女性にとって最悪の場所、コンゴ ー中央カサイ州、カナンガ 2018.12.10 https://www.terra-r.jp/blog/20181210.html
コンゴ民主共和国は、アフリカ大陸のほぼ中央に位置し、アフリカで2番目といわれる広大な土地に6,800万人が暮らす国です。広大な熱帯雨林が残っているなど豊かな自然に囲まれており、同時にスズ、タンタル、金や銅、ダイヤモンドなどの鉱物資源も豊富に存在しています。
しかし、これらの豊富な資源は、コンゴ人をはじめとしアフリカの人々を巻き込む、欧米の争いの原因になったのです。欧米諸国が資源を奪い合うために、アフリカの人々は都合よく利用され、無数の命が失われてきました。1998年以降のコンゴ紛争では、540万人もの人命が失われたのです。
そして、この背景には、私たちの便利な生活があります。
争いの原因となった鉱物は、スマートフォンなどの電子機器に欠かせないものであり、コンゴ紛争の状況が知られることは、莫大な利益を得ている一部の権力者にとって都合が悪かったのです。

3分でわかるコンゴ民主共和国 ~コンゴ民主共和国って、どんな国?~ (2020.08.28)  https://www.worldvision.jp/news/works/africa/202008_drcongo.html<br />
人々はどんな問題に直面しているの?---約2/3の世帯は飲用に適した水を入手することに困難を抱えています。またトイレや手洗いといった衛生面の整備も遅れています。自宅に手洗いがある世帯はわずか17%です。(2018年データ)主に雨に頼った農業がおこなわれており、十分な農産物を収穫することができません。十分な食事を得られていない人が全体の32%もいます。(2019年データ)事業地近郊には鉱山が多く在ります。一部の鉱山会社で違法な児童労働が行われており、就学の機会を奪われたりしています。初等教育の就学率は75%、中等教育は32%に留まっています。
 
引用:
【チリ】アカタマ塩湖でのリチウム資源を巡る企業紛争勃発。採掘水源枯渇への懸念 2018/10/29 https://sustainablejapan.jp/2018/10/29/lithium-conflict/35228
チリのアタカマ塩湖は、極度の乾燥地帯である一方、世界で最も豊かな高品質リチウムの鉱床として知られている。米地質調査所(USGS)によると、2017年のチリ全土のリチウム埋蔵量は750万tで世界で最多。アタカマ塩湖では、リチウム製造の世界大手米アルベマールとチリSQMがわずか約4.8km離れた場所で操業している。
近年、両社間では採掘量を巡る紛争が起きており、その根底には、携帯電話やパソコンに加え、電気自動車(EV)用バッテリーの需要が拡大する一方、リチウム鉱床の水源が枯渇する懸念が深まっていることがあると見られる。
同地でのリチウム採掘は、塩湖に点在する鉱床を通して地下1.5mから60mの場所からポンプで塩水を汲み上げ、水分を蒸発、資源を濃縮させる方法で行われている。採掘企業はチリ産業開発公社(Corfo)や環境省等の許認可の下で採掘しているが、紛争の発端となったのは、2013年にチリ政府の検査官がSQMの施設内で同国原産のアルガロボの木が落葉し、枯死していたのを発見したことだという。アルガロボは、地下帯水層深くに根を張ることによって砂漠でも生息する、極めて耐性のある広葉樹。
枯死していたアルガロボは23本。これは、当局がSQMに対し、アカタマ塩湖で水問題が発生した際の早期のシグナルとして監視を指示していた樹木本数の3分の1に相当する。ロイター通信が確認した政府の検査報告書によると、その2年後にはより多くの樹木が枯死したが、SQMは当局に通知していなかったという。

SDGsの評価は現実とはかけ離れている
つまり、SDGsの目標は先進諸国の高い評価を得るための単なる傲慢であって、実際には原料を供給する産地国ではその利権による紛争で多くの人が亡くなり、環境破壊が行われているのです。具体的にはSDGsでいう1.貧困をなくそう 4.質の高い教育をみんなに 6.安全な水とトイレを世界中に 8.働きがいも経済成長も 11.住み続けられるまちづくりを 14.海の豊かさをまもろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべてのひとに 等々の目標に逆行し、しかも低い評価を強いられるという矛盾が発生しています。この先このような評価基準でSDGsを推進するならばますます大きな矛盾が発生するでしょう。

先進国の消費する製品が多くの犠牲によって成り立っているのであればその製品消費に対して評価から減点すべきです。直接手を下さなくとも本当に環境破壊をしているのはどこの国なのか見極める必要があります。

これらのことは、先進国で高価で売却される象牙、毛皮のためにアフリカなどで多くの動物が殺されたという構図によく似ています。
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