太陽光発電が救世主になれない理由

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なし 太陽光発電が救世主になれない理由

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2021/4/29 7:25 | 最終変更
タツ  管理人   投稿数: 2447
太陽光発電はCO2を排出せずクリーンな発電をするということは周知のとおりです。この点だけをみれば環境によく発電ができる優れものと思われます。しかし、太陽光発電の部品を製作するまでの過程、および廃棄、あるいはリサイクルする過程で大きな電力が必要で大きな環境破壊があると考えている人は少ない。そもそも発電力が非力なので家庭の消費電力を太陽光発電で全て賄うことはできずこれも結局大きな電気に頼ることになってしまいます。バッテリーという方法もあるものの充電ロスとこれもバッテリーの廃棄時の環境破壊の対処、あるいはリサイクルするとしてもまた大きな別の電力が必要となります。
引用:
太陽光発電は本当に環境に優しいか?
2014.11.13
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9939/
・・・・・世界中でクリーンなエネルギーが求められるなか、太陽光を使った発電量はこの5年間で6倍に増加した。だが、ソーラーパネルの製造が環境にむしろ悪影響を及ぼしている可能性が現在指摘されている。パネルの製造には水酸化ナトリウムやフッ化水素酸といった腐食剤の使用が欠かせない。また製造過程で水や電力が消費されるため、温室効果ガスの排出は避けられず、廃棄物も出るのが実状だ。
 
引用:
太陽光発電設備の廃棄処分等に関する実態調査
平成29年9月 総務省行政評価局
https://www.soumu.go.jp/main_content/000506235.pdf
このように感電等の危険性が現場に十分浸透しておらず、適切な防止措置も実施されていない現状のままでは、今後、災害が発生し、太陽光パネルが損壊した場合、被災現場において、地域住民の感電や有害物質の流出が起こるおそれがある。
・・・・・・太陽光パネルは、地震や台風等によって損壊又は水没しても、日光が当たると発電するため、接触すると感電するおそれがあり、また、鉛、セレンといった有害物質を含むものもあることから、損壊等により有害物質が流出するおそれがある。・・・・・・

年々増加する太陽光パネルの廃棄ですが、この時点では製造されたどの太陽光パネルがどれだけの有害物質を含んでいるか把握していないようです。

SDGsでいう評価は矛盾している
太陽光パネルを製作する際、環境基準の高い国で製作するとそれだけ環境配慮にコストがかかるため、環境基準の低い国で安価に製作される傾向があります。従って、環境基準の低い国に製造が集中するため、その国の環境をさらに悪くするという悪循環が発生します。SDGsでいう評価では太陽光を大量に消費する国は評価が高く、生産が集中する国はさらに評価が低くなるという矛盾が発生します。つまり、太陽光パネルを多く消費する国は他国での製造過程で発生した環境破壊の分(少なくとも自国の環境基準相当のもの)もその責任を負うべきだが評価はそうならないのです。

さて、これらの太陽光パネルの製作と廃棄に係る電気エネルギー、環境破壊、足りない分の電力を供給ということを総合すれば、寧ろ普及すればするほど環境を破壊する恐れがあり太陽光発電が今の電力に代わって救世主にはなり得ないのです。現状の電気の代替えというものを考えるのであれば、大きな電力を継続的に作ることができ、環境に配慮した電力でしかありません。
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