ソロツーリングと気ままな旅

文明とは結局、より速く、より便利にということを追究した結果ではないでしょうか。その文明がもたらした技術の発展、物質の豊かさというものは我々が生活していくうえで大いに貢献している反面、精神的なものに関しては追い込まれているのではないだろうかとたまに思うことがあります。

例えば、
・電車内でスマートフォンを見ることが習慣づいてしまっている。
・フェイスブックで「いいね」をクリックしなければという義務感に駆られる。
・ラインで既読という文字が出て返信がないと気になる。
・活字は読めるが書くことができなくなった。
・信号の為に走ったりすることもある。（信号待ちしているときに、信号がなかった時代は信号を待つことなくいつでも好きな時に道路を渡ることができたのだろうと思ったりする）
・携帯電話を手放すことができず、ある意味、聞きたくない声も聞かなくてはならなくなっている。

これらは、速さ、便利さだけを追求する文明の負の遺産で、知らずのうちに我々はこの文明によって精神的に駆りたてられているのではないでしょうか。本来人間はもっとおおらかに生きるべきではないだろうかと思ったりすることがあります。