モンゴル アスハト石林

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モンゴル アスハト石林 高ヒット
投稿者 タツ タツ さんの画像をもっと!     前回更新2007/5/7 18:09    
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この度、前から疑問になっていたモンゴルの自然石について、兵庫県篠山市にあるモンゴルの里のスーチンドロンさんに現地で尋ねたところ快く詳しい説明のメールと写真を送ってもらいましたのでここに掲載します。

なお、ここはスーチンドロンさんの故郷だそうです。これから夏がベストシーズンということで、この季節毎年ツアーを組んで日本の人達を連れて行ってくれるそうです。


説明

氷河期の名残?アスハト石林

内蒙古自治区赤峰市(ウランハァト)克什克勝旗(ホシグテン)旗東北部にあるアスハト地区は、山が連なり、峰が重なる山岳地帯で、世界でもまれな御影石の石林がある。地質学者の考証では、氷河の溶解によって形成されたものであるため、アスハト石林は別名「氷河石林」とも呼ばれている。

アスハト石林は赤峰市ホシグテン世界地質公園の中でも代表的な風景区である。アスハトとは蒙古語で、「険しい峰」を意味している。ここの石の林は、主に大興安嶺山脈の標高1600-1900mの北大山に散在している。専門家の話によれば、第四紀氷河期の氷河が溶解したことによって誕生したとされ、「氷河石林」とも呼ばれている。

 アスハト石林は御影石の岩山を主としており、形態は雲南省路南の石林や元謀の石林に似ているが、その成因には大差がある。延々数百mに渡って広がる石林の幅は数十m程度で、高さは5?20m、殆どは底部で連なっている。全体に険しく、中央は凸凹で、上部は四角形、長方形、円形、楕円形など様々である。特殊な地質変化、氷河の風化と腐食などの段階を経てこのような形状になったと見られる。

 アスハト石林には、氷河という大自然の力でできた独特な魅力がある。華山の険しさもあれば、黄山の麗しさや泰山の雄大さもあり、周辺の山々もそれぞれの特色を持っている。石林には柱形のもの、筍のようなもの、塔の形をしたもの、岩壁のようなもの、「月見する美女」や「ビサ斜塔」のようなものなど、様々な姿をしている。

アスハト石林は、西部草原に横たわる大興安嶺の支脈にあり、緑に覆われたなだらかな山々とは対照的な険しい岩肌でひときわ存在感がある。

 アスハト石林は極めて高い地質学的価値を有するだけでなく、すばらしい観光スポットでもある。遠望すれば、大興安嶺の山々を伝って伸びる万里の長城のようであり、雄大で壮観である。また、近くから見れば、と灸の歴史の移り変わりが刻まれた砦のように見え、しかも角度の変化によりその景観も変化する。石林は面積5平方kmの範囲内に集中しており、景観は季節によっても違った趣を見せる。春は万物が蘇る大自然の息吹を感じさせ、夏は緑の木々に覆われてまさに「林」と言うべき魅力を一層際立たせる。秋は紅葉に染められ、落ち着いた雰囲気をかもし出す。そして冬は、純白の雪に包まれ、幻想的な魅力で人々を魅了する。

所在地:赤峰市(ウランハァト)克什克勝旗(ホシグテン)旗東北部

気候:大興安嶺山脈の主峰地域にあり、海抜が高いため、四季の平均気温は周辺地域より低い。冬・春が長く、夏は多雨で、冬には雪が降る。秋の訪れが早く、9月中旬頃には紅葉に入る。真夏も気温は25℃以下であるため、避暑に最適である。

入場料:100元
交通:景勝区までは2本の自動車道がある。
東ルート:林西県から西烏旗までの道路に沿って進み、統布で左へ折れ、板房子郷、天合円郷を経て山頂に到着する。全長は約80km。
西線:ホシグテン旗から省道303号に沿って西へ約50kmを進んだ地点で右へ曲がり、バヤンオートー、バイチャカンソムを経て、アスハト石林観光管理区に到着する。全長約150km。


注意:夏は雨具や除虫薬を持参する。冬は凍傷を防ぐため、防寒服や登山靴を着用。 緊急時に携帯電話を用いる場合は、高所に上るとよい。



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