中古パソコンの復活(その2)
OS Wwindows7時代(2010年頃?)のパソコン、富士通 FMV ESPRIMO デスクトップパソコンを譲り受けることとなり、前回に引き続きハードディスクをSSDに換装し快適に使えるか試してみました。結果、動作も速くなり、ストレスなく使うことができるようになりました。その時の備忘録です。
富士通 FMV ESPRIMOスペック- CPU Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU E7500 @2.93GHz 2.93GHz
- 実装RAM 4.00GB(3.49GB使用可能)
- 標準HDD 160G
- 現在 Windows10 Proへバージョンアップ済
このパソコンはもともとWindows7 Professional 32ビット版 がインストールされていてWindows10 Proにバージョンアップされたものです。従ってプロダクトIDが不明なためWindows10 Proを直接インストールすることはできません。というわけでライセンス認証を生かしてハードデイスクをSSDへ換装するには以下の3つの方法あります。
- 最初からSSDをそのまま取り付け、Wwindows7 Proをインストールし、ライセンス認証後Windows10 Proにバージョンアップする
- Windows 10 のダウンロードのツールを利用し、現在のWindows10 Proからインストールディスクを作成し、SSD換装後インストールする。
- 現ハードデイスクからSSDディスクにクローンコピーしてそのまま換装して使う。
ただし、1と2に関してはOSがインストールされるものの追加インストールしたソフト(アプリケーション)は引き継がれません。また、1のケースではOSを最初からインストールをするため手間がかかり、3のケースではハードディスクのクローンを作成するのにUSB2.0ではかなり時間が掛かることが予想されるので、今回は2の方法で行いました。
この方法で行うと、インストール時プロダクトIDを入力する画面が表示されましたが分らないので入力せずにインストールし、終了後、Windows10 Proのライセンス認証を確認したところ正常に認証されていました。
ハードデイスクからSSDへの換装方法
SSDをネットで購入、 2.5インチSSD ソリッドステートドライブ 120GB 2280円でした。ハードデイスクとの換装はサイズが違うので、1つ穴を開け、片方だけ2か所ネジで止めるという方法を取りました。
- 裏のネジ2本外し本体ケースの蓋を外します。
- 本体ケースの蓋を外しDVDドライブを止めているネジ2本を外しDVD、ハードディスクのケースを取り出しSSDを取り付けます。
- ケースの横に穴を開け、正規の取付ステーとネジがなかったのでノートパソコンのステーと長いネジをそのまま利用し固定しました。
- 全て基に戻します。
実際に使ってみて
<<メリット>>電源からの立ち上がり、シャットダウンが早くなったのは顕著です。Windows10にオリジナルで付属しているプログラムWindow Power ShellでSSD交換前後を比較してみました。
DiskScore : 5.4 → 7.45に上がっているのが分ります。これでも実際にかなり違うことが実感できます。
■SSDハードディスク交換前 PS C:\Users\Admin> winsat formal PS C:\Users\Admin> Get-CimInstance Win32_WinSat CPUScore : 7.7 D3DScore : 9.9 DiskScore : 5.4 GraphicsScore : 4.1 MemoryScore : 7.7 TimeTaken : MostRecentAssessment WinSATAssessmentState : 1 WinSPRLevel : 4.1 PSComputerName : ■SSDハードディスク交換後 PS C:\Users\Admin> winsat formal PS C:\Users\Admin> Get-CimInstance Win32_WinSat CPUScore : 7.7 D3DScore : 9.9 DiskScore : 7.45 GraphicsScore : 4.2 MemoryScore : 7.7 TimeTaken : MostRecentAssessment WinSATAssessmentState : 1 WinSPRLevel : 4.2 PSComputerName :<<デメリット>>
- ディスプレイケーブルはアナログしか使えない
- DVDドライブが読取専用だったので読書できる部品と交換
- メモリーが片方のスロット2GBだけだったのでもう片方に2GBを追加
ゲーム、動画などヘビーに使わないのであればこれで十分にストレスなく使うことが可能です。この試みはノートパソコンに対しても同様の成果が期待できるものと考えられます。