フルマラソンに参加した経緯

2007/2/13 17:30:27作成
2014/6/26 21:09:08更新
マラソンに参加する人というのは、走ることが好きで走る人、自分の目的を達成するために走る人、なんとなく走る人、自分を試してみたい人、それぞれ色々な目的でマラソンに参加します。

私が最初このホノルルマラソンに参加しようと思ったのは、ある年、香港に行くことになり、生まれて初めてパスポートを取ったこともあり、もともとホノルルマラソンに少し興味があり、このマラソンに参加して今の自分が精神的、肉体的にどれくらいのレベルかというを試してみたいという気持ちが強くなり参加しようとおもったのです。何かに挑戦するというもののひとつに単純にマラソンに参加してみるという方法があるのです。考えてみれば私も単純にそういう興味を抱いて参加してみたくなったのかもしれません。

実は、このホノルルマラソン、単なる興味の結果で、最初の1回で終わりにしようと思っていたのです。ところが、1回目のマラソン参加慰労会で、日頃、全くくじ運のない私に翌年のホノルルマラソンの招待券が当たってしまったのです。これはもうやるしかないと思い、2回目は前年度よりいいタイムをと目標にしました。しかし、参加の前日は膝が痛くて階段も下りれない状態でした。それでも来たからにはと思って走りましたが、自分の思う目標では走れませんでした。この時、なんか釈然としない気持ちもあり、もう一度挑戦してみたいという気持ちが強かったのです。

とは言うものの、ホノルルまでの時間と費用を考えれば二の足を踏むのは言うまでもありません。もう一度という思いもあり、国内でのマラソンで参加できそうなものをと探したところ、もう地元と言っていいくらい近くで開催される有名なABCマラソン(兵庫県 篠山市)がありました。参加制限の5時間というのも切っていたことから一年後にこのマラソンに参加したという次第です。結局1回参加するだけのつもりが3回も走ってしまったのです。

私の目標は4時間を切ることだったのですが、3回目にしてやっと到達できました。(1回目=4時間59分 2回目=4時間30分 3回目=3時間59分)しかし、目標達成とともに全くやる気が失せ、今では体重の増加がたいへん気になるこのごろです。得てして何でもそうなのですが、目標を失うと気力も失ってしまうものなのです。しかし、大変すばらしい経験をしたと今でも心の中にいい思い出として残っています。

よく考えてみれば、もし誰かに強制的に走らされたとしたら、確かに同じような感動を感じるかも知れませんが、喜びは半減していたと思います。自分から積極的にやろうと思うことが、喜びも倍増し、楽しめるというものなのです。人生を楽しむというのはそういうことではないでしょうか。

私はもともと走ることに関しては全くの素人で、どちらかというと鈍足なのです。このページでは、あくまでも個人的な観点からどうすれば42.195キロを完走(完歩)できるかというレベルで、自分が個人的に考えたこと、経験したことをここに掲載したいと思います。これから、初めてマラソンをしようと思う人あるいは、完走が目的の人にとって役に立てれば幸いです。

このマラソンというのは、結果から申し上げますと、初めてゴールした瞬間、実際に走った人でないと味わえないなんとも言えない大きな感動を受けます。私は、このことを多分これからもずっと忘れることはないでしょう。できることであればできるだけ多くの人にこの感動を共感してほしいものですが、こればかりは気軽にどうぞというわけには行かないものです。

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