無量光寺、善楽寺
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兵庫県明石駅から歩いて15分位でしょうか、大変分かりにくい場所に無量光寺と言って紫式部の源氏物語に因んだ寺があります。この寺は光源氏と明石の上が月見をしていた場所で、入って左手には「源氏稲荷大明神」と書かれた鳥居がありここがその場所とされています。この寺も1945年の明石空襲で焼失した1つでこれは比較的新しく再建されたものと思われます。因みに左甚五郎作とされるこの寺の門だけは被害を免れたとのことです。また寺の門の前には、「蔦の細道」の石碑(道しるべ)と説明の看板が立てられています。
その看板には次のように書かれていました。引用:
この周辺は、世界最古の長編ロマン「源氏物語」の舞台であり、主人公光源氏と明石の上との秘められたロマンが繰り広げられた。 善楽寺は明石の上の父 明石入道が住む「浜辺の館」の後で、「明石入道の碑」や「浜辺の松の碑」が立つ。 無量光寺は、光源氏の月見寺で「源氏稲荷」である。また、山門の前に「蔦の細道」という光源氏の恋の通い道がある。
つまり、光源氏はこの前の蔦の道を通って約7㎞ほど北の明石の上の姫が住む「岡辺の家(岡の屋形)」まで通ったことになります。(歩けば1時間は掛かるなぁ) そして隣の善楽寺が源氏物語でいう所の明石入道の住いで「浜辺の館」ということになり、その境内には確かに、「明石入道の碑」や「浜辺の松の碑」があります。また、1649年からの明石藩主、松平忠国がこの明石人道を偲んで読んだとされる俳句もあります。
無量光寺と善楽寺は隣でこういう碑も距離的にも近い距離にあります。また、1945年の明石の空襲で場所の特定に至ってはとても曖昧な感じがします。ただ、この辺りだという事は確かではないでしょうか。
( 明石駅前観光 )
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