山口県 松下村塾
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この松下村塾(しょうかそんじゅく)も萩で「明治日本の産業革命遺産」の1つとして世界遺産登録されています。ここへは萩バスセンターから徒歩で約20分位で行くことができます。徒歩でゆっくり歩いていく間、意外と饅頭屋などがあり、魚ロッケ、きんつば、コロッケ、スポンジケーキなどが1つ100円程度で購入することができ、途中の道で食べ歩きしながら行くのも面白いものです。(実は何も食べてなくてお腹が空いていたということもありますが。。。)
さて、松下村塾、思わず「まつしたむら」と読んでしまいそうなこの場所は松陰神社の境内に復元したのかあるいは補修したのかはわかりませんが建物が存在します。ここで明治維新に名を連ねた人達が受講していたようです。教授は吉田松陰というところでしょうか。そういう意味ではすごい塾ですよね。要は幕末から明治にかけて歴史を動かした主要人物の何人かがここで育ったということになります。
ここでの教育方法というものは意見交換だったとされています。一方的に教授が生徒に教える今の教育とは大きな違いがあります。恐らく、政治、政略的なことが題材だったとは思いますが、何が良くて何が良くないことなのかという自分の判断、意志、意見というものをしっかり持った人間が育ったと考えられます。これが後に歴史を動かす原動力になったのでしょう。
吉田松陰の人物像は頭が良くて行動力があるというイメージです。安政元年(1854年)に江戸の獄舎から長州藩の野山獄に移送された時に書かれた幽囚録(ゆうしゅうろく)に自分の思想を漢文で書いています。
内容を簡略すると、
「国を維持するためには急いで軍備を固め北海道の地を制圧し、沖縄を諭して内地と同様の扱いとし、朝鮮を属国とし、北は満州、南は台湾、ルソン諸島を手中に収め領有権の主張をすべきである。その後は国民を愛し、兵士を養い守りを固めることで国を維持すべきである。何もしなければ国は衰亡していくだろう。」
ということではないかと思われます。
明治維新思想の根底はここにあったのかもしれません。その後この理想を忠実に現実化させたのが松陰の弟子たちだったということではないでしょうか。30歳の若さで処刑されたとされていますが、その影響力たるもの凄まじいものがあります。時代背景もありますが、たった一人の人間に国全体が振り回されたという見方もできます。そういう意味での世界遺産登録なのでしょうか。しかし、その思想の根源は中国からの影響も受けているようです。ということは今の中国に同じような思想があったとしてもおかしくない話ですね。
その思想が間違っていたかどうかは別にして今の日本があるのはそういう経緯を辿ってきたからこそ存在するものだと思います。
さて、松下村塾、思わず「まつしたむら」と読んでしまいそうなこの場所は松陰神社の境内に復元したのかあるいは補修したのかはわかりませんが建物が存在します。ここで明治維新に名を連ねた人達が受講していたようです。教授は吉田松陰というところでしょうか。そういう意味ではすごい塾ですよね。要は幕末から明治にかけて歴史を動かした主要人物の何人かがここで育ったということになります。
ここでの教育方法というものは意見交換だったとされています。一方的に教授が生徒に教える今の教育とは大きな違いがあります。恐らく、政治、政略的なことが題材だったとは思いますが、何が良くて何が良くないことなのかという自分の判断、意志、意見というものをしっかり持った人間が育ったと考えられます。これが後に歴史を動かす原動力になったのでしょう。
吉田松陰の人物像は頭が良くて行動力があるというイメージです。安政元年(1854年)に江戸の獄舎から長州藩の野山獄に移送された時に書かれた幽囚録(ゆうしゅうろく)に自分の思想を漢文で書いています。
内容を簡略すると、
「国を維持するためには急いで軍備を固め北海道の地を制圧し、沖縄を諭して内地と同様の扱いとし、朝鮮を属国とし、北は満州、南は台湾、ルソン諸島を手中に収め領有権の主張をすべきである。その後は国民を愛し、兵士を養い守りを固めることで国を維持すべきである。何もしなければ国は衰亡していくだろう。」
ということではないかと思われます。
明治維新思想の根底はここにあったのかもしれません。その後この理想を忠実に現実化させたのが松陰の弟子たちだったということではないでしょうか。30歳の若さで処刑されたとされていますが、その影響力たるもの凄まじいものがあります。時代背景もありますが、たった一人の人間に国全体が振り回されたという見方もできます。そういう意味での世界遺産登録なのでしょうか。しかし、その思想の根源は中国からの影響も受けているようです。ということは今の中国に同じような思想があったとしてもおかしくない話ですね。
その思想が間違っていたかどうかは別にして今の日本があるのはそういう経緯を辿ってきたからこそ存在するものだと思います。
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