広島県 大久野島(うさぎ島)
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ここ広島県大久野島は周囲4.3kmの島で別名「地図から消された島」として1929(昭和4)年に旧日本軍が毒ガス製造工場を極秘に設置していた島とされています。いまも廃墟となった建物が見受けられます。たくさんの野生のウサギがいるのも戦時中、毒ガス検知のために飼われていたウサギが野生化したものだとも言われています。一説にはその当時のうさぎは処分されていて、休暇村建設後に本土から持ち込まれたものだともされています。いずれにせよ、島内には野生のうさぎがたくさん居ることからうさぎ島とも呼ばれています。
しかしもう一つの疑問はここで作られた毒ガス(イペリット、ルイサイトなど)はどのように処理されたかということですが、周辺海域への海洋投棄、火炎放射器による焼却、島内での地中処分といった方法で行われ、除毒措置も施されたとのこと。しかし処分は十分ではなく、場所によっては島内地下4~5メートルの土壌で高濃度のヒ素が検出されているようです。島内には毒ガス資料館をはじめ、国民休暇村の宿泊施設もあり、たくさんの観光客が訪れています。
この大久野島へはバイクで忠海港まで行き、忠海フェリー乗り場に駐輪し体だけ大久野島へ行くことにしました。フェリー乗り場では早くも人参をナイフで細かく刻んでいる人が居ます。もちろんこれはウサギの餌です。島内は一周しても歩けない距離ではないので問題ありません。自転車を借りるという方法もありますが、もし展望台まで登り、別の場所に下りてくるならば逆に邪魔になると思います。行き当たりばったりというよりもコースを予め決めておいたほうが効率よく周れると思います。
実際歩き周ってみて、この島の大きな見どころは3つあります。1つはもちろんウサギです。2つ目は山の展望台から見ることができるとても美しい景色です。そして3つ目は発電所です。
ウサギについては、島の至る所で出没します。野性の割に人慣れしていてフェリーを下りるとすぐに寄ってきます。もちろん山の上でも人を見ると寄ってきます。ウサギの好きな人にとっては堪らない良い場所だと思います。山の中に居るウサギは自分のテリトリーに別のウサギが入ると追いかけ回し、ある意味野性の本能を発揮していますが、フェリー乗り場のウサギはそういう争いは見かけませんでした。特にフェリー乗り場では餌が豊富にもらえるからでしょうか。気のせいかなんとなくフェリー乗り場のウサギはのんびりしていて太っているように思います。また、観光客が増え、餌をやる事が多くなり以前より島内のウサギが増えているという話も聞きます。
良く見ると地面に穴があります。これはウサギが掘ったもので何に使うかというと、こういうことなのですね。お腹を穴に入れてリラックスしています。巣穴の中にもリラックスしたウサギが居ます。また、山道にもウサギが水を飲めるよう水入れを設置していました。
展望台からの景色は見晴らしがよく四方がよく見えます。戦時中に敵が来たらすぐにわかるという点ではたいへん機能的です。もちろん攻撃するための砲台跡が島内にはいくつかあります。眺望としては、特に小久野島が目の前に見える場所が最高です。
1929年~1945年まで毒ガス製造の為に大きなディーゼル発電機を8基を重油で稼働させて発電していたという発電所は近代的で、長崎の軍艦島の建物を連想させます。印象深いものでした。他にも砲台跡、毒ガス貯蔵庫跡、毒ガス製造機器などの展示があります。
しかしもう一つの疑問はここで作られた毒ガス(イペリット、ルイサイトなど)はどのように処理されたかということですが、周辺海域への海洋投棄、火炎放射器による焼却、島内での地中処分といった方法で行われ、除毒措置も施されたとのこと。しかし処分は十分ではなく、場所によっては島内地下4~5メートルの土壌で高濃度のヒ素が検出されているようです。島内には毒ガス資料館をはじめ、国民休暇村の宿泊施設もあり、たくさんの観光客が訪れています。
この大久野島へはバイクで忠海港まで行き、忠海フェリー乗り場に駐輪し体だけ大久野島へ行くことにしました。フェリー乗り場では早くも人参をナイフで細かく刻んでいる人が居ます。もちろんこれはウサギの餌です。島内は一周しても歩けない距離ではないので問題ありません。自転車を借りるという方法もありますが、もし展望台まで登り、別の場所に下りてくるならば逆に邪魔になると思います。行き当たりばったりというよりもコースを予め決めておいたほうが効率よく周れると思います。
実際歩き周ってみて、この島の大きな見どころは3つあります。1つはもちろんウサギです。2つ目は山の展望台から見ることができるとても美しい景色です。そして3つ目は発電所です。
ウサギについては、島の至る所で出没します。野性の割に人慣れしていてフェリーを下りるとすぐに寄ってきます。もちろん山の上でも人を見ると寄ってきます。ウサギの好きな人にとっては堪らない良い場所だと思います。山の中に居るウサギは自分のテリトリーに別のウサギが入ると追いかけ回し、ある意味野性の本能を発揮していますが、フェリー乗り場のウサギはそういう争いは見かけませんでした。特にフェリー乗り場では餌が豊富にもらえるからでしょうか。気のせいかなんとなくフェリー乗り場のウサギはのんびりしていて太っているように思います。また、観光客が増え、餌をやる事が多くなり以前より島内のウサギが増えているという話も聞きます。
良く見ると地面に穴があります。これはウサギが掘ったもので何に使うかというと、こういうことなのですね。お腹を穴に入れてリラックスしています。巣穴の中にもリラックスしたウサギが居ます。また、山道にもウサギが水を飲めるよう水入れを設置していました。
展望台からの景色は見晴らしがよく四方がよく見えます。戦時中に敵が来たらすぐにわかるという点ではたいへん機能的です。もちろん攻撃するための砲台跡が島内にはいくつかあります。眺望としては、特に小久野島が目の前に見える場所が最高です。
1929年~1945年まで毒ガス製造の為に大きなディーゼル発電機を8基を重油で稼働させて発電していたという発電所は近代的で、長崎の軍艦島の建物を連想させます。印象深いものでした。他にも砲台跡、毒ガス貯蔵庫跡、毒ガス製造機器などの展示があります。
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