ソロツーリングと気ままな旅

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尾道から海岸の道を通り竹原市に入りました。竹原市は人口3万人で周辺の市に比べるとかなり小さな町です。地形的にも周りを山に囲まれ外部とは遮断されたような形になっています。もともとこの土地は塩田が盛んだったようですが1960年に国策で廃止になり現在に至っています。

さて、安芸の小京都と呼ばれているこの町の町並み保存地区を周ってきました。ここはニッカウヰスキーの創始者竹鶴正孝誕生の地として知られています。いまでも竹鶴酒造として営業しています。ＮＨＫの連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなった場所らしいです。実は私、この「マッサン」なるもの一度も見た事がありません。この建物の前の説明書きには「マッサン」の物語はドラマ用に脚色・構成されていますと書かれています。ＮＨＫで歴史ドラマなどをすると一時的にその場所がもてはやされ観光場所となる事が多いのです。確かに経済効果としてあると思います。しかし、私は視聴率との関係がありどれも事実とは異なり興味を引くように造られたものという認識があります。


また、「時をかける少女」の映画撮影にもこの辺りは使われたとかという話も聞きました。映画ロケに使われるほど魅力的な場所なのだと思います。一番奥の「照蓮寺」では寺に似つかわしくないピアノの音が聞こえてきます。どうも地元の人たちが寺の中で歌の練習をしているようです。


通りから少し入ると、「ゆめ水車-五星-」という水車が展示されていました。この水車に興味が湧いたのは水がどこからも供給されていないのに上から水がずっと流れてきている所です。ポンプの音はするのですがどこから汲み上げているのか良くわかりません。水車の支柱に切れ目があるのでこの中にパイプを通しているのでしょうか。不思議な水車です。

さぁ、帰ろうかと思った時、この町の案内をしている人から「普明閣」を見て帰ったらということで帰りに行くことにしました。ここは市の重要文化財となっていてちょうど高台となり町を見渡すことができます。ちょうどバイクで走り、また歩き疲れていたのでここでしばし休憩をすることにしました。暑くもなく、寒くもなくちょうど良い季節で座っているだけでなぜか疲れがほぐれすっきりとしました。

 

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