地獄のデリー(インド)
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超リゾートのモルディブを満喫したあとは飛行機に乗ってインドのデリーへ向かいました。スリランカ航空を利用したので、スリランカのコロンボ空港で乗り換え。空港敷地内にあったカフェのライチティーが甘口で味もしっかりしていて美味かった!さすが紅茶の名産国。外に出ずとも少しだけスリランカを味わい、デリー国際空港へ。デリー国際空港は改装したばかりなのかインドとは思えないほど綺麗。そして空港から中心街のニューデリー駅までのメトロも日本並みかそれ以上にクリーン!もしかしてインドって噂ほど汚くないかも?なんかインドも好きになれそう!と、この時はそう思ってました。
でもそこからが地獄の始まりでした。ニューデリー駅周辺は悪名高いインドの中でも治安が悪いと有名です。そして僕らはそのニューデリー駅から徒歩20分で着くはずだった宿泊予定ホテルに悪徳インド人達の巧妙な手によって6時間もかけて行く羽目になりました… まずメトロでニューデリー駅に着いたのは午後6時すぎ。メトロのニューデリー駅の西隣が国鉄のニューデリー駅です。その国鉄のニューデリー駅の西隣に宿泊予定のホテルがある安宿街メインバザールがあります。メトロのニューデリー駅にいる警備員にメインバザールまでの道を聞くと、国鉄のニューデリー駅にある歩道橋を渡ると行けるとのこと。
そして徒歩で国鉄ニューデリーへ。外に出るとなんとも言えない怪しげな雰囲気。便所と汗と生ゴミが混ざった様な悪臭が漂い、見るからに怪しい何人かの不審者がこっちを見て手招きしていた。全て無視して国鉄ニューデリー駅前に到着。でも歩道橋が2つあり、どちらの階段を上ればいいかわからない。重い荷物も持ってるし道を間違えて戻ってくるのも面倒臭い。なので近くにいた青シャツの青年に声をかけて「メインバザールに行く歩道橋はどっち?」と聞きました。すると「今日は大きなイスラムの祭り中だから歩道橋なんて通れない…でも国鉄の敷地内なら通り抜けできると思う。」という。
確かに歩道橋にはNo Entryという札がぶら下がっていました。じゃあ敷地内を抜けようということで中へ。敷地内にある荷物検査ゲートを抜けようとしたとき、駅員らしき白シャツの男に電車チケットを見せろと止められました。ただ通り抜けしてメインバザールに行くだけだと伝えると「メインバザール?!今日は祭りだと知ってるのか?許可書は?ないならパスポートを持って観光局の関連会社ITDCに行くと無料で取れるから行くといい。あと祭り期間中は本当に危ないから歩いてる時も気をつけた方がいいぞ。」と祭りについては青シャツ男と同じ事を言ってきました。
ちなみにITDCはインド観光局なんちゃらの略称らしい。それならとりあえずそこまで歩いて行こうと思い、その場を離れようとしました。するとその駅員らしき男は「歩くのか?少し遠いぞ!オートリキシャ(トゥクトゥクみたいなやつ)で行ったらどうだ?何なら俺が目の前にあるタクシー乗り場で交渉してやろうか?。」と言う。重い荷物も持っていたので交渉を頼みました。タクシー乗り場で駅員が1台のオートリキシャのドライバーに声をかけたので30ルビーで行くようにお願いしてもらいました。ドライバーは20代半ばぐらいの兄ちゃん。ドライバーは出発してからもいろんな話題を振ってきたり、引ったくりが多いから荷物は絶対に道路側には持つなと教えてくれたり明るいやつでした。
そして20分ほどでITDCに到着。が、見た目は少し旅行会社っぽい。中へ入ると一番奥にある個室へ通されました。そして係員に「メインバザールへ行く許可書がほしい。」そう伝えると「ん?メインバザールのホテル?今日空いてるのか?祭り中に行くのは難しいと思うぞ。テロの可能性もあるから閉めてる所が多い…ホテルに電話してみたらどうだ?」というので宿泊予定のホテル名と電話番号を伝えると電話をかけ始めた。繋がったところでホテル側と話せと電話機を渡された。今日の空き状況を聞くと今日は祭り中で危険なのでやっぱりクローズしているという。でももう一件、調べていたメインバザールの日本人宿があったのでそこに電話をかけるよう係員に頼んだ。
するとインターネットで日本人宿の電話番号を検索して電話をかけ始めた。繋がったところでまた電話機を渡される。日本語で「今日、空室はありますか?あったら泊まりたいんですが。」というと、少しだけ訛りのある日本語で「今日はフェスティバルなので申し訳ございませんが営業しておりません。テロの危険もありますのでおそらくメインバザール周辺での宿泊は無理かと思いますが…」との返答。まじかい!って感じでした。しかも係員いわく、インド中のイスラム教徒がこの祭りのためにデリー周辺に押し寄せているのでホテルも4つ星以上しか空き室がなくデリーから出る電車ももう空席がないという。一応、タージマハルのあるアグラ行き電車があるかどうかインド国鉄のホームページで調べてもらったが確かに一週間先まで全て満席と表示される。
これは参った!とりあえず空いているホテルを探そうかと考えていると係員はいい案があると提案してきた。その案は当社でデリー近辺から抜けて遠くの街を周るツアーを組んで観光しろというもの。しかも料金は一週間ほどで4?6万円と馬鹿高い。インドの物価からしてその値段はあり得ん。そもそも観光局の関連会社が営業なんかしてくるのか?明らかにここはおかしい。そう思い、係員にはオートリキシャのドライバーと話したいと言って一旦外に出ました。時計を見ると9時半。辺りも暗いのでとりあえず一番安全そうな空港に戻ろうと考えました。そして待ってもらっていたオートリキシャの兄ちゃんにメトロのニューデリー駅まで戻るように話した。
けどドライバーは渋ってなかなか行こうとしない。とりあえずニューデリー駅に行けと言い、中に戻って旅行会社の係員にはまた連絡するからと名前と電話番号を聞き、そこを後にした。ニューデリー駅へ向かう途中、ドライバーが旅行会社にいくら払ったのか聞いてきたので「怪しかったから払ってない。」と言うとおもむろに不機嫌になった。多分こいつもグルかな。と思った。そしてメトロのニューデリー駅に着く寸前、道を歩いていた男がオートリキシャの天井を叩いて停めてきた。そして「どこに行くんだ?俺がいいホテルに案内してやる!今日はどこのホテルもクローズだ!」といきなり訳のわからんこと言ってきた。
俺に構うなといってもしつこく勧誘して手を掴んでくる。腹が立ち「Who are you?!」と尋ねると向こうもキレ気味でまさかの「Who are you?!」返しをしてきやがった!もう相手してられん。ドライバーに早く車を出せと言ってその場を離れ、あいつは誰なんだ?と聞くと「ただのフーリッシュ(バカなやつ)だ。」やって。わかってるんなら停めるな!と言いたかったけど我慢した。そしてニューデリー駅に到着。30ルピー(約50円)という約束やったけど旅行会社で長く待ってもらったし怪しいやつやけど100ルピー(約170円)渡そうと差し出しました。すると不機嫌そうな顔で「30ルピー?US30ドル(約3000円)だ!」と言ってきやがった。
その瞬間こいつもグルだと確信でき、僕の頭の線がキレてしまった。「30ルピーと言ったやろ!この嘘つきが!お前は眠たいのか?!今すぐ一緒に警察署へ行け!」と怒鳴り散らした。運転手は焦りだし「オートリキシャにもう一度乗れ!」と言い出す。もう僕は怒りがおさまらずに怒鳴り続け、相手はだんだん口数が少なくなっていき、発した言葉が「Ok…200ルピー(340円)でいい。」この言葉にまた腹が立ち「何がOkだ?!こっちは全然Okじゃない!お前には30ルピーしか払わん!お前もフーリッシュの詐欺師だ!」
と怒鳴り、手持ちで一番低い金額の紙幣50ルピーを出した。もう相手は完全にしゅんっと気落ちしていたけど約4時間も旅行会社ツアーに付き合わされた怒りはおさまりません。もう僕は殴りかかりそうやった。そして訳のわからないギャラリーも湧いてきた。その様子を見たさちが慌てて僕が握っていた100ルピー札と50ルピー札を手に取り、ドライバーに渡した。僕はカッとなった状態だったのでついさちにと渡すな!と叫んでしまった。そしてドライバーに渡した金を取り上げようとした。
ドライバーは必死で返さんと渡した金を死守し、もうどこかへ行ってくれと言う感じでした。そしてつぶやくようにニューデリー駅の地下鉄の入口はあっちだと本当かどうか分からない事を言っていたので「シャラップ!」とまた怒鳴ってしまった。インド初日でブチギレ。モルディブの浮かれた気分が一気に覚めた。ここは悪名通り、地獄のデリーです。そしてメトロのニューデリー駅へ向かった。そこからメトロに乗って空港へ戻る途中、インド旅行を終えて空港へ向かう台湾人のレイバンさんという男性と仲良くなりました。
会話の中で「今日は祭りに行きました?」と聞くと「え、祭りって何?」と言われました。まさかでした。そう、祭りの話も何かも全てが嘘だったんです。やられた。てかどこから騙されてたのかもわからん。最初に道を尋ねた警備員?それとも歩道橋で話しかけた青シャツの男?確実なのは白シャツの駅員らしき男やけどもう訳がわからん。この瞬間からインド人不信になりました。デリー空港に着き、もう1度ニューデリー駅に戻ろうと考えたけどもう夜の11時前。
それに旅行会社ツアーのおかげで再びニューデリー駅に戻る気力と重い荷物を持ってまた歩く体力が残っていなかった。考えた結果、日本人宿にお願いしてピックアップをしてもらう事にしました。宿にスカイプをかけたけど繋がりが悪く、台湾人のレイバンさんにインド携帯を借りて電話させてもらいました。しかもピックアップが来るまでずっと付き添ってくれました。めっちゃ優しい人で本当に助かった。レイバンさん、ありがとう!
そしてピックアップに来たタクシー会社のインド人のおっちゃんに「今日、祭りってあるん?」と聞くと「ああ、あるある!」って。え、どっちなん?そして危なっかしい運転やったけど無事、日本人宿に到着。宿にいた日本人達に本間に祭りがあるのか聞くと全員からないですよ!と言われました。いや、あのタクシードライバーもなんの嘘?この祭り詐欺はデリーでよくあるらしく、インド人も騙されるそうです。笑 いや笑い事じゃないけど。
宿の日本人スタッフに聞いたところ、騙すのはインド人の習慣みたいなっていてなんとか旅行会社やホテルに連れて行き、マージンをもらおうとするそうです。それにしてもインド人詐欺師の連携プレーは半端なくやばい。どんなネットワーク持ってるねん。宿にいた日本人女性はある商店で買い物して、翌日全く違う場所にある店へ行ったとき「お前この商店でこんな物を買ってただろ。」と言われたそうです。
どんな情報力?いやー、インド人おそろしや…もう初日からめちゃくちゃ疲れました。間違いなくこの旅で1番疲れた。
でもそこからが地獄の始まりでした。ニューデリー駅周辺は悪名高いインドの中でも治安が悪いと有名です。そして僕らはそのニューデリー駅から徒歩20分で着くはずだった宿泊予定ホテルに悪徳インド人達の巧妙な手によって6時間もかけて行く羽目になりました… まずメトロでニューデリー駅に着いたのは午後6時すぎ。メトロのニューデリー駅の西隣が国鉄のニューデリー駅です。その国鉄のニューデリー駅の西隣に宿泊予定のホテルがある安宿街メインバザールがあります。メトロのニューデリー駅にいる警備員にメインバザールまでの道を聞くと、国鉄のニューデリー駅にある歩道橋を渡ると行けるとのこと。
そして徒歩で国鉄ニューデリーへ。外に出るとなんとも言えない怪しげな雰囲気。便所と汗と生ゴミが混ざった様な悪臭が漂い、見るからに怪しい何人かの不審者がこっちを見て手招きしていた。全て無視して国鉄ニューデリー駅前に到着。でも歩道橋が2つあり、どちらの階段を上ればいいかわからない。重い荷物も持ってるし道を間違えて戻ってくるのも面倒臭い。なので近くにいた青シャツの青年に声をかけて「メインバザールに行く歩道橋はどっち?」と聞きました。すると「今日は大きなイスラムの祭り中だから歩道橋なんて通れない…でも国鉄の敷地内なら通り抜けできると思う。」という。
確かに歩道橋にはNo Entryという札がぶら下がっていました。じゃあ敷地内を抜けようということで中へ。敷地内にある荷物検査ゲートを抜けようとしたとき、駅員らしき白シャツの男に電車チケットを見せろと止められました。ただ通り抜けしてメインバザールに行くだけだと伝えると「メインバザール?!今日は祭りだと知ってるのか?許可書は?ないならパスポートを持って観光局の関連会社ITDCに行くと無料で取れるから行くといい。あと祭り期間中は本当に危ないから歩いてる時も気をつけた方がいいぞ。」と祭りについては青シャツ男と同じ事を言ってきました。
ちなみにITDCはインド観光局なんちゃらの略称らしい。それならとりあえずそこまで歩いて行こうと思い、その場を離れようとしました。するとその駅員らしき男は「歩くのか?少し遠いぞ!オートリキシャ(トゥクトゥクみたいなやつ)で行ったらどうだ?何なら俺が目の前にあるタクシー乗り場で交渉してやろうか?。」と言う。重い荷物も持っていたので交渉を頼みました。タクシー乗り場で駅員が1台のオートリキシャのドライバーに声をかけたので30ルビーで行くようにお願いしてもらいました。ドライバーは20代半ばぐらいの兄ちゃん。ドライバーは出発してからもいろんな話題を振ってきたり、引ったくりが多いから荷物は絶対に道路側には持つなと教えてくれたり明るいやつでした。
そして20分ほどでITDCに到着。が、見た目は少し旅行会社っぽい。中へ入ると一番奥にある個室へ通されました。そして係員に「メインバザールへ行く許可書がほしい。」そう伝えると「ん?メインバザールのホテル?今日空いてるのか?祭り中に行くのは難しいと思うぞ。テロの可能性もあるから閉めてる所が多い…ホテルに電話してみたらどうだ?」というので宿泊予定のホテル名と電話番号を伝えると電話をかけ始めた。繋がったところでホテル側と話せと電話機を渡された。今日の空き状況を聞くと今日は祭り中で危険なのでやっぱりクローズしているという。でももう一件、調べていたメインバザールの日本人宿があったのでそこに電話をかけるよう係員に頼んだ。
するとインターネットで日本人宿の電話番号を検索して電話をかけ始めた。繋がったところでまた電話機を渡される。日本語で「今日、空室はありますか?あったら泊まりたいんですが。」というと、少しだけ訛りのある日本語で「今日はフェスティバルなので申し訳ございませんが営業しておりません。テロの危険もありますのでおそらくメインバザール周辺での宿泊は無理かと思いますが…」との返答。まじかい!って感じでした。しかも係員いわく、インド中のイスラム教徒がこの祭りのためにデリー周辺に押し寄せているのでホテルも4つ星以上しか空き室がなくデリーから出る電車ももう空席がないという。一応、タージマハルのあるアグラ行き電車があるかどうかインド国鉄のホームページで調べてもらったが確かに一週間先まで全て満席と表示される。
これは参った!とりあえず空いているホテルを探そうかと考えていると係員はいい案があると提案してきた。その案は当社でデリー近辺から抜けて遠くの街を周るツアーを組んで観光しろというもの。しかも料金は一週間ほどで4?6万円と馬鹿高い。インドの物価からしてその値段はあり得ん。そもそも観光局の関連会社が営業なんかしてくるのか?明らかにここはおかしい。そう思い、係員にはオートリキシャのドライバーと話したいと言って一旦外に出ました。時計を見ると9時半。辺りも暗いのでとりあえず一番安全そうな空港に戻ろうと考えました。そして待ってもらっていたオートリキシャの兄ちゃんにメトロのニューデリー駅まで戻るように話した。
けどドライバーは渋ってなかなか行こうとしない。とりあえずニューデリー駅に行けと言い、中に戻って旅行会社の係員にはまた連絡するからと名前と電話番号を聞き、そこを後にした。ニューデリー駅へ向かう途中、ドライバーが旅行会社にいくら払ったのか聞いてきたので「怪しかったから払ってない。」と言うとおもむろに不機嫌になった。多分こいつもグルかな。と思った。そしてメトロのニューデリー駅に着く寸前、道を歩いていた男がオートリキシャの天井を叩いて停めてきた。そして「どこに行くんだ?俺がいいホテルに案内してやる!今日はどこのホテルもクローズだ!」といきなり訳のわからんこと言ってきた。
俺に構うなといってもしつこく勧誘して手を掴んでくる。腹が立ち「Who are you?!」と尋ねると向こうもキレ気味でまさかの「Who are you?!」返しをしてきやがった!もう相手してられん。ドライバーに早く車を出せと言ってその場を離れ、あいつは誰なんだ?と聞くと「ただのフーリッシュ(バカなやつ)だ。」やって。わかってるんなら停めるな!と言いたかったけど我慢した。そしてニューデリー駅に到着。30ルピー(約50円)という約束やったけど旅行会社で長く待ってもらったし怪しいやつやけど100ルピー(約170円)渡そうと差し出しました。すると不機嫌そうな顔で「30ルピー?US30ドル(約3000円)だ!」と言ってきやがった。
その瞬間こいつもグルだと確信でき、僕の頭の線がキレてしまった。「30ルピーと言ったやろ!この嘘つきが!お前は眠たいのか?!今すぐ一緒に警察署へ行け!」と怒鳴り散らした。運転手は焦りだし「オートリキシャにもう一度乗れ!」と言い出す。もう僕は怒りがおさまらずに怒鳴り続け、相手はだんだん口数が少なくなっていき、発した言葉が「Ok…200ルピー(340円)でいい。」この言葉にまた腹が立ち「何がOkだ?!こっちは全然Okじゃない!お前には30ルピーしか払わん!お前もフーリッシュの詐欺師だ!」
と怒鳴り、手持ちで一番低い金額の紙幣50ルピーを出した。もう相手は完全にしゅんっと気落ちしていたけど約4時間も旅行会社ツアーに付き合わされた怒りはおさまりません。もう僕は殴りかかりそうやった。そして訳のわからないギャラリーも湧いてきた。その様子を見たさちが慌てて僕が握っていた100ルピー札と50ルピー札を手に取り、ドライバーに渡した。僕はカッとなった状態だったのでついさちにと渡すな!と叫んでしまった。そしてドライバーに渡した金を取り上げようとした。
ドライバーは必死で返さんと渡した金を死守し、もうどこかへ行ってくれと言う感じでした。そしてつぶやくようにニューデリー駅の地下鉄の入口はあっちだと本当かどうか分からない事を言っていたので「シャラップ!」とまた怒鳴ってしまった。インド初日でブチギレ。モルディブの浮かれた気分が一気に覚めた。ここは悪名通り、地獄のデリーです。そしてメトロのニューデリー駅へ向かった。そこからメトロに乗って空港へ戻る途中、インド旅行を終えて空港へ向かう台湾人のレイバンさんという男性と仲良くなりました。
会話の中で「今日は祭りに行きました?」と聞くと「え、祭りって何?」と言われました。まさかでした。そう、祭りの話も何かも全てが嘘だったんです。やられた。てかどこから騙されてたのかもわからん。最初に道を尋ねた警備員?それとも歩道橋で話しかけた青シャツの男?確実なのは白シャツの駅員らしき男やけどもう訳がわからん。この瞬間からインド人不信になりました。デリー空港に着き、もう1度ニューデリー駅に戻ろうと考えたけどもう夜の11時前。
それに旅行会社ツアーのおかげで再びニューデリー駅に戻る気力と重い荷物を持ってまた歩く体力が残っていなかった。考えた結果、日本人宿にお願いしてピックアップをしてもらう事にしました。宿にスカイプをかけたけど繋がりが悪く、台湾人のレイバンさんにインド携帯を借りて電話させてもらいました。しかもピックアップが来るまでずっと付き添ってくれました。めっちゃ優しい人で本当に助かった。レイバンさん、ありがとう!
そしてピックアップに来たタクシー会社のインド人のおっちゃんに「今日、祭りってあるん?」と聞くと「ああ、あるある!」って。え、どっちなん?そして危なっかしい運転やったけど無事、日本人宿に到着。宿にいた日本人達に本間に祭りがあるのか聞くと全員からないですよ!と言われました。いや、あのタクシードライバーもなんの嘘?この祭り詐欺はデリーでよくあるらしく、インド人も騙されるそうです。笑 いや笑い事じゃないけど。
宿の日本人スタッフに聞いたところ、騙すのはインド人の習慣みたいなっていてなんとか旅行会社やホテルに連れて行き、マージンをもらおうとするそうです。それにしてもインド人詐欺師の連携プレーは半端なくやばい。どんなネットワーク持ってるねん。宿にいた日本人女性はある商店で買い物して、翌日全く違う場所にある店へ行ったとき「お前この商店でこんな物を買ってただろ。」と言われたそうです。
どんな情報力?いやー、インド人おそろしや…もう初日からめちゃくちゃ疲れました。間違いなくこの旅で1番疲れた。
( 南アジア 【モルディブ,インド,ネパール】 / インド )
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