イブラヒムピースハウス(イスラエル)
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ヨルダンのアンマンからイスラエルのエルサレムへ向かいました。朝7時、4人でタクシーをシェアしてイスラエルとの国境キングフセイン橋へ。このルートはアンマンからイスラエルへ行くのに一番メジャーだけど、入国審査は世界トップレベルに厳しいといわれています。入国審査で別室に連れて行かれたり、嫌がらせで何時間も待たされたり、鬼のように質問責めをされたりと悪い噂しかない。
陸路でヨルダンのアンマンからイスラエルに入るには他にも2つルートがあるけど、かなり大回りしなくてはいけないので、ほとんどの旅行者がここを使います。まずヨルダン側の国境で出国手続きを30分ほどで済ませ、有料バスに乗って、20分ほどでイスラエル側の国境に到着。バスを降りるとすぐに大行列ができていた。まずここで初めのパスポートチェック。審査員は性格がきつそうな派手なおばさんとピチピチギャル達。
それもあなたOPAのショップ店員ですか?と言いたくなるぐらいグリングリンパーマで指には派手なネイルを塗りたくっている。そんな審査員が面倒臭そうにふてぶてしくパスポートをチェックしていく。そして僕らの番がきて、名前を聞かれる。答えると無言でパスポートを返してきて、ここは難なくクリア。
次に荷物チェックと2回目のパスポートチェック。ここでも質問はなく、簡単にクリア。そして最大の難関、本御所のパスポートチェック。ここも大行列。ふてぶてしそうなおばさんとギャルが審査する列は避け、普通そうなおっちゃん審査員の列に並んだ。だんだんチェックカウウンターに近づいていき、よく見るとおっちゃんも胸元が開いたシャツを着いて、ダビデの星のシルバーネックレスをしているギャル男風だった。
ここの審査員はギャルとギャル男しかなれないのか?僕らの前に並んでいたパレスチナ人らしき人達はギャル男の審査でどんどん別室に連れていかれる。そして僕らの番がきた。「イスラエルにはどれぐらい滞在するんだ?」「3日間。」「どこに行くんだ。」「今日と明日はエルサレムと…行けたら死海。」「…」次は何だ?と思った瞬間、ボンッ!とスタンプを押してくれた。
拍子抜けするほどあっさりだった。しかもわざわざ別紙に。というのもパスポートにイスラエルの入国スタンプがある場合、イスラエルと対立しているイランなど中東数カ国に入国できなくなります。だからイランなどの国に行く予定がある人達はノースタンプと言って別紙にスタンプを押してもらいます。
僕らはイランなどに行く予定は無いのでどっちでもよかったけど、勝手に別紙に押してくれました。逆にノースタンプと言っても審査員によってはパスポートに押されたりするそうです。カイト君、テツ君も問題なく入国。アンマン出発前は色んな旅人から入国審査で質問攻めに遭うと聞かされていたので身構えていたけど、運良く?簡単に入る事ができた。
それでも国境審査が大行列だったのでヨルダン側の国境からイスラエルに入国するまで計5時間ぐらいかかった。イスラエル側の国境からは乗合バスに乗り込み、エルサレムの中心街へ。中心街に着いてまず向かったのは目的の宿、イブラヒムピースハウス。正式には人の家やけど、貧乏旅行者の間では知らない人がいないんじゃないかと思うほど有名な宿泊所です。
中心街のダマスカス門からローカルバスに乗って、イエスキリストが昇天したという伝説があるオリーブ山へ向かった。オリーブ山の山頂付近でバスを降り、パレスチナ人が住むローカルな町を歩くこと約10分、今回の宿泊所『イブラヒムピースハウス』に到着!オーナーのイブラヒムじいちゃんが「ウェルカム!!」と言って出迎えてくれました。このじいちゃんは有名な平和活動家で、ホワイトハウスにも招かれた事があります。
他にも数十カ国から招かれて各国で公演しているすごいじいちゃんです。そのじいちゃんが自分の家を旅行者のために宿として使わせてくれています。挨拶を交わしてからリビングでお互い自己紹介をした。その後、じいちゃんが「昼飯は食ったのか?食ってないなら作ってやる。」と言ってキッチンで料理を作ってくれました。じいちゃん手作りのこのスープが本当に美味かった!
滞在中にここで食べた料理はお世辞抜きで全部美味かった。他にもおやつにポップコーンを作ってくれたりスイカを出してくれたりと至れり尽くせりだった。ここにはじいちゃんに会うために1泊だけする予定だったけど、居心地が良すぎて3泊させてもらった。
宿に置いてある情報ノートによると、じいちゃんはこの宿を去年まで閉鎖しようと考えていたそうです。というのもこの宿の宿泊料は定められておらず、お布施という形で支払うシステムでした。旅人の間ではいつの間にか1泊50シュケル(約1500円)という話が広まり、50シュケル以上払うようになっていた。ところがお布施だからと払わない人が多かったそうです。残念な事に日本人も。
たくさんの日本人が泊まった翌日、チェックアウト後に布施箱を確認すると1銭も入ってなかったという事が多々あったそうです。そんな事が続き、宿の運営が難しくなってしまいました。そして今年の2月、スタッフや当時宿泊していた旅行者と一緒に相談した結果、1泊75(約2250円)シュケル払うというシステムに変更になりました。名目上はお布施という事になっているけど、払うことがルールになっています。
ても僕は75シュケルでも破格すぎる思う。街では350mlの缶コーラが200円もするこの街で朝食と夕食付きでドリンク飲み放題、さらにはお腹が空いたらお菓子やご飯を出してくれるなんて他の宿ではあり得ない。それにイブラヒムおじいちゃんは良い人過ぎて居心地も抜群やし最高の宿だと思った。この宿は無くなって欲しくないし、行く人にはお金を払ってほしいな。またいつかこの宿に来たいと思います。
陸路でヨルダンのアンマンからイスラエルに入るには他にも2つルートがあるけど、かなり大回りしなくてはいけないので、ほとんどの旅行者がここを使います。まずヨルダン側の国境で出国手続きを30分ほどで済ませ、有料バスに乗って、20分ほどでイスラエル側の国境に到着。バスを降りるとすぐに大行列ができていた。まずここで初めのパスポートチェック。審査員は性格がきつそうな派手なおばさんとピチピチギャル達。
それもあなたOPAのショップ店員ですか?と言いたくなるぐらいグリングリンパーマで指には派手なネイルを塗りたくっている。そんな審査員が面倒臭そうにふてぶてしくパスポートをチェックしていく。そして僕らの番がきて、名前を聞かれる。答えると無言でパスポートを返してきて、ここは難なくクリア。
次に荷物チェックと2回目のパスポートチェック。ここでも質問はなく、簡単にクリア。そして最大の難関、本御所のパスポートチェック。ここも大行列。ふてぶてしそうなおばさんとギャルが審査する列は避け、普通そうなおっちゃん審査員の列に並んだ。だんだんチェックカウウンターに近づいていき、よく見るとおっちゃんも胸元が開いたシャツを着いて、ダビデの星のシルバーネックレスをしているギャル男風だった。
ここの審査員はギャルとギャル男しかなれないのか?僕らの前に並んでいたパレスチナ人らしき人達はギャル男の審査でどんどん別室に連れていかれる。そして僕らの番がきた。「イスラエルにはどれぐらい滞在するんだ?」「3日間。」「どこに行くんだ。」「今日と明日はエルサレムと…行けたら死海。」「…」次は何だ?と思った瞬間、ボンッ!とスタンプを押してくれた。
拍子抜けするほどあっさりだった。しかもわざわざ別紙に。というのもパスポートにイスラエルの入国スタンプがある場合、イスラエルと対立しているイランなど中東数カ国に入国できなくなります。だからイランなどの国に行く予定がある人達はノースタンプと言って別紙にスタンプを押してもらいます。
僕らはイランなどに行く予定は無いのでどっちでもよかったけど、勝手に別紙に押してくれました。逆にノースタンプと言っても審査員によってはパスポートに押されたりするそうです。カイト君、テツ君も問題なく入国。アンマン出発前は色んな旅人から入国審査で質問攻めに遭うと聞かされていたので身構えていたけど、運良く?簡単に入る事ができた。
それでも国境審査が大行列だったのでヨルダン側の国境からイスラエルに入国するまで計5時間ぐらいかかった。イスラエル側の国境からは乗合バスに乗り込み、エルサレムの中心街へ。中心街に着いてまず向かったのは目的の宿、イブラヒムピースハウス。正式には人の家やけど、貧乏旅行者の間では知らない人がいないんじゃないかと思うほど有名な宿泊所です。
中心街のダマスカス門からローカルバスに乗って、イエスキリストが昇天したという伝説があるオリーブ山へ向かった。オリーブ山の山頂付近でバスを降り、パレスチナ人が住むローカルな町を歩くこと約10分、今回の宿泊所『イブラヒムピースハウス』に到着!オーナーのイブラヒムじいちゃんが「ウェルカム!!」と言って出迎えてくれました。このじいちゃんは有名な平和活動家で、ホワイトハウスにも招かれた事があります。
他にも数十カ国から招かれて各国で公演しているすごいじいちゃんです。そのじいちゃんが自分の家を旅行者のために宿として使わせてくれています。挨拶を交わしてからリビングでお互い自己紹介をした。その後、じいちゃんが「昼飯は食ったのか?食ってないなら作ってやる。」と言ってキッチンで料理を作ってくれました。じいちゃん手作りのこのスープが本当に美味かった!
滞在中にここで食べた料理はお世辞抜きで全部美味かった。他にもおやつにポップコーンを作ってくれたりスイカを出してくれたりと至れり尽くせりだった。ここにはじいちゃんに会うために1泊だけする予定だったけど、居心地が良すぎて3泊させてもらった。
宿に置いてある情報ノートによると、じいちゃんはこの宿を去年まで閉鎖しようと考えていたそうです。というのもこの宿の宿泊料は定められておらず、お布施という形で支払うシステムでした。旅人の間ではいつの間にか1泊50シュケル(約1500円)という話が広まり、50シュケル以上払うようになっていた。ところがお布施だからと払わない人が多かったそうです。残念な事に日本人も。
たくさんの日本人が泊まった翌日、チェックアウト後に布施箱を確認すると1銭も入ってなかったという事が多々あったそうです。そんな事が続き、宿の運営が難しくなってしまいました。そして今年の2月、スタッフや当時宿泊していた旅行者と一緒に相談した結果、1泊75(約2250円)シュケル払うというシステムに変更になりました。名目上はお布施という事になっているけど、払うことがルールになっています。
ても僕は75シュケルでも破格すぎる思う。街では350mlの缶コーラが200円もするこの街で朝食と夕食付きでドリンク飲み放題、さらにはお腹が空いたらお菓子やご飯を出してくれるなんて他の宿ではあり得ない。それにイブラヒムおじいちゃんは良い人過ぎて居心地も抜群やし最高の宿だと思った。この宿は無くなって欲しくないし、行く人にはお金を払ってほしいな。またいつかこの宿に来たいと思います。
地図 [KML] [地図表示] |
住所 | 31.780183442238513,35.248172488063574 |