ソロツーリングと気ままな旅

今回は、ドイツのリューデスハイムにあるＫＤという船に乗ってザンクトゴアールまで約1時間半程度のライン川下りをしました。途中船内でアナウンスが流れ、その中には日本語も含まれているので理解しやすい川下りでした。アナウンスがある場所のほとんどは古城がメインです。この古城ですが、ほとんど1世紀前の古城で中には戦争で壊され修復できていないものもあるようです。

もちろんこれを築城した子孫が今も住んでいる城はないと思われ、現在どうなっているかという事が興味深いところなので一緒に掲載することにしました。実際、この中には国有化されたもの、ユースホステル、ホテル、博物館として使われていたりと有効利用されているようです。中には日本人所有の城もあるというので驚きです。とは言え、約千年というの大きな建物の維持費というのは並大抵ではないと思います。

ライン川の古城

2.ラインシュタイン城(Burg Rheinstein)

築城：１３２３年

現況：１９７５年にオペラ歌手のヘルマン・ヘッヒャーが購入し、現在もヘッヒャー家の所有となっている。見学可能。城の居酒屋「クライナーWeinprinz」が併設されている。

3.ライヒェンシュタイン城（Burg Reichenstein）

築城：１２１３年

現況：歴史主義的生活文化の他、価値ある芸術作品が展示され、私有コレクション（武器、狩猟トロフィー、鉱物等）やゆったりとしたレストランもある。

4.ゾーンエック城（Burg Sooneck）

築城：1010年

現況：国有化され、現在も行政の管理下にあり、博物館として帝国時代やビーダーマイヤー期の調度品、 ライン風景画、武器などが展示されている。 居酒屋もあり、結婚式も可能とのこと

5.シュターレック城（Burg Stahleck）

築城：11世紀頃

現況：現在一部はユースホステルとして利用されている。

6.プファルツ城（Burg Pfaltzgrafenstein）

築城：１４世紀中頃

現況：ライン川博物館として公開され、城内は自由に見学可能。川の水位が高いと行けないことがある。

7.シェーンブルク城（Burg Schoenburg）

築城：１３２３年

現況：１９７５年にオペラ歌手のヘルマン・ヘッヒャーが購入し、現在もヘッヒャー家の所有となっている。見学可能。城の居酒屋「クライナーWeinprinz」が併設されている。

8.ローレライ（Loreley）

ローレライは“妖精の岩”という意味。その昔、恋人に裏切られた美女がこの崖から身を投げた。その後この川から聞こえる美女の歌声で船頭を魅了し事故になったという伝説です。いまは補修されたのかこの川から危険な事故になる影すら見当たりません。「Die Loreley」という歌は日本でも有名で誰もが聞いたことがあるかも知れません。

9.ねこ城（Burg Katz）

築城：1371年ごろ

現況：1990年頃日本人が購入（バブル時期ですね）、「補修には購入額の３倍の約10億円、家具に約2億円を費やした」とされています。現在はホテルとして営業しているらしいが、知人か、紹介された客しか泊められないのが現状とのこと。

10.ラインフェルス城（Burg Rheinfels）

築城：１２４５年

現況：シュロス アウフ　ブルグ　ラインフェルスホテルとして営業中。一般人の宿泊施設になっている。

船から見える城以外の街並み

以上下の地図と併せて今回は写真もマーカーをクリックすると出てくるようにしてみました。