バイクの車検について
2018/10/29 7:15:14更新
250ccを超えるバイクには2年に1度法律で定められた自動車検査があります。いわゆる車検というものです。その方法は大きく2つに分けてバイクショップに全て任せてしまう方法とユーザー車検といって自分で陸運局に持ち込み検査してもらう方法があります。バイクショップに任せる方法は預けておけば、メンテナンスも含め全て手続き等してくれるので安心で楽な方法です。その反面、手数料などが含まれ割高感があるのは否めない事実です。
一方、ユーザー車検という方法は自分で点検を行い、陸運局に持ち込み検査をしてもらう為、最低限必要な費用で済む代わりに不備があったとしても自己責任になります。基本的には自分で点検、修理するのですが、自分で修理ができない部分についてはショップなどに修理依頼するという方法もあります。とは言え、どうやって安心して乗れるようにするのかということを判断するのはあくまでも個人の判断です。
■ユーザー車検ここではユーザー車検について実際に持ち込んだ方法について説明しています。
【車検を受けるまでにすること】1.車検を受ける日を予約する。
車検日を予約する方法は次のようなものがあります。
・インターネットで予約する → 国土交通省車検予約
・電話予約システムを利用して予約する。
・陸運局に行って直接予約する
※車検を受ける場所はナンバープレートにに記載されている地域の陸運局以外でも受けることが出来ます。
・点検記録簿の記入
実際の点検には
点検記録簿を基準に点検し点検結果を記載します。
点検記録簿の裏に詳しく記載方法が記されています。
1.二輪継続審査用の書類を購入する
以下の書類がセットになっています。
・自動車重量税納付書(検査自動車)
・自動車検査表1
・継続審査申請書
・点検記録簿(上記車両点検に使用するものです。)
同じく陸運局の窓口にて先ほど購入した書類に
・自動車重量税印紙
・自動車検査登録印紙
を貼り付けてもらう。
<<提出書類一覧>>
・今回の自動車賠償責任保険証書
・前回の自動車賠償責任保険証書
・バイクの車検証
・自動車納税証明書
・上記二輪継続審査用の書類
(陸運局にて記入方法のサンプルがあるのでそれを参考に記入します)
平成30年10月現在車検にかかる最低限必要な費用は | |
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二輪継続審査用の書類用紙代 | 30円 |
自動車賠償責任保険24ヶ月分 | 11,520円 (←年度によってかなりバラつきあり) |
自動車重量税 | 5,000円 |
自動車検査登録費用 | 1,700円 |
特に初めての時は同じように車検を受ける車両があり、緊張し、もたつくことによって焦りが生じ余計時間がかかるという悪循環が生じることがあります。そのためにもしっかりと見ておくことが必要があります。
5.車両検査の実際
まずは検査官によるライトの上向き、下向き、クラクション、方向指示器、車体のチェック等を行います。
次に機械による検査で機械の指示通りに前後ブレーキ、スピードメーター、光軸のチェック等を行います。
・スピードメーターの検査
メーターが40キロを示せば足でスイッチを踏んでメーターのチェックするのですが、メーター自体は実際の速度より速く示している特性があり、あまり早くスイッチを押してしまうと審査に通らない場合があります。実際には40キロを少し過ぎたところでスイッチを踏むのが妥当だと思います。
・光軸の検査
ライトを上向きにして検査します。事前に調整したつもりでも、実際に検査するとずれていて審査に落ちてしまう場合があります。私もその中の一人です。審査に通らなかった場合、現場でどうずれているのか聞いて、すぐに調整できる準備をしておくか、あるいは、陸運局近くで光軸調整を依頼できるショップを事前に調べておくと良いでしょう。
もし、その場で調整できる作業であれば、その日の内に再度通らなかった部分だけを審査してもらうことが出来ます。修理に時間がかかる場合は後日改めてその部分のみを審査することになり、再度検査費用も発生します。
7.車両検査に合格した場合受付に必要書類を提出し、新しい車検証とナンバープレートに貼るシールをもらいます。