ZZR1100--ブレンボフロントブレーキパッド交換
2022/6/29 23:36:27作成
ブレンボキャリパーのパッド交換は通常であればそのままピンを外し上からパッドを交換するだけという簡単なものです。
しかし、中古で購入したとき、リアブレーキパッドがほとんどなくなっていたのに比べ、フロントブレーキパッドはリアに比べて殆ど減っていない事もあり、結局購入後ほぼ7年間交換していませんでした。また、以前にフロントタイヤを交換したときに右のブレーキに引きずりがありました。この原因は長期間パッドを交換していなかった為、メンテナンス不足だったと思われます。そのままピストンの動きが悪ければオーバーホールしなければならなかったところでした。
今回は、左キャリパーのパッドが薄くなっていたこともあり、上記の経緯から可能な限りの清掃しながら引きずりを防止し交換しようというものです。新品のパッドのほかにピンも用意しました。
今回の交換手順
- キャリパーを外し、間にステンレス製のスクレーパー挟んで可能な限りフロントブレーキを使いピストンを押し出す。
- パーツクリーナー等でピストン部分が奇麗に清掃できれば4つともピストンを押し込み戻します。
- ピンを外し(先のクリップピンを外し、押し出しますが根元が少し太くなっているのでなかなか外れません。私は取り付けられた状態でクリップピンを外し細長い棒で軽く叩き出しましたが押し出す工具があればそれに越したことはありません)、新品パッドと交換し元の状態に戻します。
パッド消耗の偏り
使用済みのパッドを見ると目視でも左右キャリパーで減り方に差があります。右キャリパーのパッドより左キャリパーのパッドがそれぞれ1.1mm程度減っています。これは以前右キャリパーが引きずりを起こしていた経緯があり、右のパッドを押し込むピストンの動作が良くなかったのだと思われます。そう言えば、今回交換した後、感覚的には遊びがほとんどなく効くようになったような感じがします。再発防止のためにも定期的にピストン周りの清掃が必要だと思われます。
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